http://www.youtube.com/watch?v=yRmFoYR0vYg
書籍 [編集]
川本三郎が、1968年から1972年の『週刊朝日』および『朝日ジャーナル』の記者として活動していた時代を綴った回想録。前半は東大安田講堂事件や三里塚闘争、ベトナム反戦運動などの当時を象徴する出来事の取材談、出会った人々の思い出、当時の文化状況などが新左翼運動へのシンパシーを軸に綴られ、後半は活動家を名乗る青年Kと出会ったことから、朝霞自衛官殺害事件に関わって逮捕され、有罪となって懲戒免職に至る顛末が語られる。雑誌『SWITCH』に1986年から1987年にかけて連載され、1988年に河出書房新社から『マイ・バック・ページ ある60年代の物語』という題で単行本が出版された。一時は絶版となっていたが、映画化を機に2010年に平凡社より再刊された。
キャスト [編集]
- 沢田雅巳(週刊東都、東都ジャーナル記者):妻夫木聡 ※モデルは川本三郎
- 梅山(本名・片桐優 赤邦軍リーダー):松山ケンイチ
- 倉田眞子(週刊東都表紙モデル):忽那汐里 ※モデルは保倉幸恵
- 安宅重子(赤邦軍隊員):石橋杏奈
- 赤井七恵(赤邦軍隊員):韓英恵
- 柴山洋(赤邦軍隊員):中村蒼
- 飯島(東都ジャーナルデスク):あがた森魚
- 徳山健三(週刊東都デスク):山崎一
- 清原(反戦自衛官):山本剛史
- 佐伯仁(運動家):山本浩司
- 中平武弘(週刊東都 記者):古舘寛治
- 津川(週刊東都記者):中野英樹
- キリスト:青木崇高
- 前園勇(京大全共闘議長):山内圭哉 ※モデルは滝田修
- 唐谷義朗(東大全共闘議長):長塚圭史 ※モデルは山本義隆
- タモツ:松浦祐也
- 小林(東都ジャーナル編集長)菅原大吉
- 島木武夫(週刊東都編集長):中村育二
- 白石(東都新聞 社会部部長):三浦友和
- 康すおん、近藤公園、熊切和嘉ほか
「戦争映画」もわからないけれど、「学生運動」も何だかわからない。
見ても、実感がないからなのか、ピンとこない。
どうして戦争なのか、どうして学生運動なのかがわからない。
この映画で何を感じ取ればよいのかがわからない。
「めちゃくちゃだったけど、あの頃楽しかったよな」。妻夫木氏が泣く。
1960年、1970年。この時代は良き時代なのか?
「オールウェイズ三丁目の夕日」的には、
素朴で活気があって、
経済が急成長する過程のハツラツとしたイメージだが。
実際のところ、今と当時どちらが幸せと言えるのだろうか。
インターネットが普通の情報化社会で、曖昧が許されない、
真実がすぐにわかる現代。
空調が整備された快適な生活空間。
適正価格で売られる安全な商品や食料品。
過剰な程の衛生を気にする、きれい好きな生活環境。
汚い、出鱈目、嘘が大嫌いなので、1960年がいやでいやで仕方なかった。
きっといつか、まともな世の中になると思っていた。
そして、現代に生きている。
私は、現代が好きだ。いろいろと問題はあるのだろうけれども。
どの時代が幸せなのかという話ではないし、
だれが幸せなのかという話でもないが。
貧乏な時代があり、高度経済成長期があり、バブルがあり、長期的な不況。
今から、どのような世の中になっていくのか、想像もできないが、
皆生きていかなければならないわけで、
どのような人生が待っているのか、心配しても仕方がないことで、
何があっても乗り越えていかなければならないし、
楽しまなければならないのだ。
映画の趣旨は、そこではないのはわかっているけれど、
このような感想になった。
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