2012年8月16日木曜日

「マイ・バック・ページ」

「マイ・バック・ページ」
http://www.youtube.com/watch?v=yRmFoYR0vYg

書籍 [編集]
川本三郎が、1968年から1972年の『週刊朝日』および『朝日ジャーナル』の記者として活動していた時代を綴った回想録。前半は東大安田講堂事件三里塚闘争ベトナム反戦運動などの当時を象徴する出来事の取材談、出会った人々の思い出、当時の文化状況などが新左翼運動へのシンパシーを軸に綴られ、後半は活動家を名乗る青年Kと出会ったことから、朝霞自衛官殺害事件に関わって逮捕され、有罪となって懲戒免職に至る顛末が語られる。雑誌『SWITCH』に1986年から1987年にかけて連載され、1988年河出書房新社から『マイ・バック・ページ ある60年代の物語』という題で単行本が出版された。一時は絶版となっていたが、映画化を機に2010年平凡社より再刊された。
 キャスト [編集]
 2007年にプロデューサーの根岸洋之から原作が監督の山下敦弘、脚本の向井康介に渡され、約3年をかけて脚本化の作業が行われた。山下、向井はどちらも舞台となる時代には生まれていなかった世代である。通常使われる35mmフィルムではなく、16mmフィルムで撮影され、それを拡大することで映像全体にざらついた質感を与えている。キャッチコピーは「その時代、暴力で世界は変えられると信じていた」。

「戦争映画」もわからないけれど、「学生運動」も何だかわからない。
見ても、実感がないからなのか、ピンとこない。
どうして戦争なのか、どうして学生運動なのかがわからない。
この映画で何を感じ取ればよいのかがわからない。
「めちゃくちゃだったけど、あの頃楽しかったよな」。妻夫木氏が泣く。
 1960年、1970年。この時代は良き時代なのか?
「オールウェイズ三丁目の夕日」的には、
素朴で活気があって、
経済が急成長する過程のハツラツとしたイメージだが。
実際のところ、今と当時どちらが幸せと言えるのだろうか。
インターネットが普通の情報化社会で、曖昧が許されない、
真実がすぐにわかる現代。
空調が整備された快適な生活空間。
適正価格で売られる安全な商品や食料品。
過剰な程の衛生を気にする、きれい好きな生活環境。
汚い、出鱈目、嘘が大嫌いなので、1960年がいやでいやで仕方なかった。
きっといつか、まともな世の中になると思っていた。
そして、現代に生きている。
私は、現代が好きだ。いろいろと問題はあるのだろうけれども。
どの時代が幸せなのかという話ではないし、
だれが幸せなのかという話でもないが。
貧乏な時代があり、高度経済成長期があり、バブルがあり、長期的な不況。
今から、どのような世の中になっていくのか、想像もできないが、
皆生きていかなければならないわけで、
どのような人生が待っているのか、心配しても仕方がないことで、
何があっても乗り越えていかなければならないし、
楽しまなければならないのだ。
映画の趣旨は、そこではないのはわかっているけれど、
このような感想になった。

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